朝、起き上がった瞬間から胸がムカムカする。食後にすっきりしない重さが残る。横になると胸の奥がじりじり焼けるような感じがする。
「忙しいから仕方ない」「年齢のせいかな」と思いながら、気づけばずっと続いている…という方も多いのではないでしょうか。こうした症状が繰り返される場合、逆流性食道炎のサインである可能性があります。
1. 逆流性食道炎とは?
逆流性食道炎とは、胃の内容物(主に胃酸)が食道へ逆流することで、食道の粘膜に炎症が生じる疾患です。
通常、胃と食道の境目にある筋肉がうまく働くことで逆流を防いでいますが、この機能が低下したり、胃内圧が高くなることで、酸が食道に上がりやすくなることがあります。
近年、食生活の変化やストレスの増加などを背景に、日本でも患者数が増えている疾患のひとつです。
2. なぜ「朝」や「食後」に症状が出やすいの?
逆流性食道炎の症状には、出やすいタイミングがあります。
- 朝・起床時:就寝中は横になっているため、胃酸が逆流しやすい姿勢が続きます。朝起きたときの胸焼けや口の中の酸っぱさは、夜間の逆流が関係していることがあります。
- 食後すぐ:食事で胃が膨らんだ状態で横になったり前かがみになったりすると、胃への圧力が高まり、逆流が起きやすくなることがあります。
- 忙しい日の夜:遅い夕食・早食い・まとめ食いは、胃への負担を大きくしやすく、症状が出やすくなることがあります。
3. こんな症状があれば、一度確認してみましょう
- 食後や就寝前後に胸焼け・胸の灼熱感がある
- 胃もたれ・むかつきが続く
- 口の中に酸っぱいものが上がってくる感じがある
- 喉の違和感・慢性的な咳が続いている
- 症状が週に2回以上、数週間にわたって繰り返されている
こうした症状は胃炎や他の疾患と重なることもあるため、自己判断は難しい場合があります。特に症状が長く続く場合や、体重の減少・飲み込みにくさ・黒い便などを伴うときは、早めに消化器内科への相談をお勧めします。
4. 症状を悪化させやすい生活習慣
以下のような習慣は、症状のきっかけや悪化につながることがあります。心当たりがある方は、少しずつ見直してみましょう。
- 食事の内容:脂っこいもの・チョコレート・アルコール・コーヒー・炭酸飲料などは、症状を悪化させるきっかけになることがあります。
- 食後すぐ横になる:食後少なくとも2〜3時間は横にならないようにすると、症状が落ち着きやすくなる方もいます。
- 腹部を締めつける服装:ベルトや補正下着・コルセット(腰痛ベルト等)で腹圧が上がると、逆流が起きやすくなる場合があります。
- 肥満・猫背:腹圧が慢性的に高い状態は、症状に影響することがあります。
- 喫煙:消化管の機能に影響を与える可能性があるといわれています。
5. こんなときは受診をご検討ください
「なんとなく続いているけど、病院に行くほどでもないかな」と感じている方も少なくありません。ただ、症状が数週間以上繰り返される場合や、市販薬を使っても改善しない場合は、一度消化器内科で相談してみることをお勧めします。
症状の経過や生活習慣をお聞きしたうえで、必要に応じて胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)で食道・胃の状態を直接確認します。胃カメラというと「つらそう」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、当院では鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査を女性医師が担当しておりますので、不安な点はお気軽にご相談ください。
医療法人なごみ会 恵理子内視鏡クリニック
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理事長・院長 中村 恵理子
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