3月は歓送迎会などでお酒を飲む機会が増える時期ですね。久しぶりの会食は楽しいものですが、翌朝の胃もたれや胸焼けに悩まされる方も少なくありません。今回は専門医の視点から、お酒と上手に付き合うための「胃の保護法」をお伝えします。
1. 【飲む前】空腹のまま飲み始めない
空腹の状態でアルコールを摂取すると、胃粘膜が直接刺激を受け、吸収も早まってしまいます。飲み会の前、あるいは乾杯の直後でも構いませんので、まず何かを口にすることが大切です。
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タンパク質・脂質を含む食品を先に: 枝豆、豆腐、ナッツ、チーズなどは胃の中に留まる時間が長く、アルコールの吸収を穏やかにしてくれます。
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ラムネ(ブドウ糖)も意外な助け: 素早くエネルギーに変換されるブドウ糖は、アルコール分解を助ける肝臓の働きをサポートします。飲み会前にラムネをひとつまみするのは、実は理にかなった習慣です。
※「牛乳を飲むと胃に膜ができる」は本当? 昔からよくいわれてきましたが、現在の医学的見解では乳製品が胃粘膜を物理的にコーティングする効果は確認されていません。乳製品そのものが悪いわけではありませんが、「飲む前に牛乳さえ飲めば大丈夫」という過信は禁物です。
2. 【飲んでいる最中】「水」を相棒にする
アルコールには利尿作用があり、体は脱水状態になりがちです。また、胃酸の分泌を過剰にしてしまうこともあります。
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「和らぎ水(チェイサー)」を忘れずに: お酒と同量、あるいはそれ以上の水をこまめに飲みましょう。血中アルコール濃度を薄め、胃への刺激を和らげます。
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タンパク質をおつまみに: 枝豆、豆腐、お刺身など、肝臓の働きを助けるタンパク質を中心としたおつまみを選ぶのがおすすめです。
3. 【飲んだ後・翌朝】休息と適切な水分補給
寝ている間も胃腸はアルコールの分解でフル稼働しています。
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寝る前の水分補給: 水や経口補水液を飲んでから休みましょう。
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翌朝の食事: 消化に良いものを選びます。胸焼けがひどい場合は、無理に食べず胃を休ませることも大切です。
胃の不調が長引く場合は
「お酒のせいだと思っていた不調が、実は別の病気のサインだった」ということも珍しくありません。
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数日経っても胃もたれや痛みが消えない
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空腹時に胃が痛む
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胸焼けが頻繁に起こる
このような症状がある場合は、胃粘膜が荒れていたり、逆流性食道炎などの可能性もあります。当院では苦痛の少ない内視鏡検査を行っておりますので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
医療法人なごみ会 恵理子内視鏡クリニック
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理事長・院長 中村 恵理子
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